江の島には「江島縁起」という
江の島信仰の中心である弁財天の霊験や、
江の島の由来をまとめた物語があります。
永承2年(1047)に天台宗の僧・皇慶が
原本を作ったと言われていますが、
その原本は残っておらず、2種類の転写本が現存するのみです。
縁起は全5巻で構成されており、
天女と五頭龍のお話は、巻1と巻2に記されています。
江の島信仰の中心である弁財天の霊験や、
江の島の由来をまとめた物語があります。
永承2年(1047)に天台宗の僧・皇慶が
原本を作ったと言われていますが、
その原本は残っておらず、2種類の転写本が現存するのみです。
縁起は全5巻で構成されており、
天女と五頭龍のお話は、巻1と巻2に記されています。
❁ ❁ ❁ 美しい弁天様と五頭龍にまつわるストーリー ❁ ❁ ❁
伝説によれば、鎌倉の深沢の湖に、
体が一つで頭が五つある恐ろしい龍が住んでいました。
龍は山を崩し、洪水台風を起こすなどをして、長い間人々を苦しめていました。
欽明天皇13年(552年)のことです。
突如、海上に雲が立ち込め天地が激しく揺れ動いた後、
天女が現れて舞い降りました。
雲が晴れると、今まで何もなかった海上にひとつの島ができていました。
龍はその天女の美しさに一目ぼれをして結婚を申し込みますが、
悪行のために断られてしまいました。
龍は諦めきれず善行を約束し、人々の役に立つことをするようになります。
天女は龍を信じ夫婦となり、人々は平和な暮らしを取り戻しました。
この五頭龍を奉るのが龍口明神社(鎌倉市腰越)、現在の藤沢市龍口山です。
江島明神として奉られている天女・弁財天を見守っているといわれています。
この伝説が記された『江島縁起』の絵巻物は、江島神社のご宝物として保管されています。
▶漫画で見る「江島縁起」
写真(上):江島神社 辺津宮 写真(下):江島神社 中津宮
体が一つで頭が五つある恐ろしい龍が住んでいました。
龍は山を崩し、洪水台風を起こすなどをして、長い間人々を苦しめていました。
欽明天皇13年(552年)のことです。
突如、海上に雲が立ち込め天地が激しく揺れ動いた後、
天女が現れて舞い降りました。
雲が晴れると、今まで何もなかった海上にひとつの島ができていました。
龍はその天女の美しさに一目ぼれをして結婚を申し込みますが、
悪行のために断られてしまいました。
龍は諦めきれず善行を約束し、人々の役に立つことをするようになります。
天女は龍を信じ夫婦となり、人々は平和な暮らしを取り戻しました。
この五頭龍を奉るのが龍口明神社(鎌倉市腰越)、現在の藤沢市龍口山です。
江島明神として奉られている天女・弁財天を見守っているといわれています。
この伝説が記された『江島縁起』の絵巻物は、江島神社のご宝物として保管されています。
▶漫画で見る「江島縁起」
写真(上):江島神社 辺津宮 写真(下):江島神社 中津宮